2021年1月20日水曜日

【建設地は東北大青葉山新キャンパス】次世代放射光施設(仙台市青葉区)の愛称募集

次世代放射光施設の完成イメージ
(提供:光科学イノベーションセンター)

  量子科学技術研究開発機構と光科学イノベーションセンター(高田昌樹理事長)は、仙台市青葉区の東北大学青葉山新キャンパス内で昨年4月に着工した「次世代放射光施設」の愛称を募集する。施設はあらゆる物質を原子レベルで観察できる巨大な顕微鏡のような世界最先端の研究拠点となり、幅広い産業や学術の分野で活用が見込まれている。

 親しみやすい愛称を付けることにより、国内外の多くの人たちに同施設を知ってもらう狙いがある。応募は、機構のホームページに設けている専用フォームで3月31日午後5時まで受け付ける。

 施設は青葉山新キャンパスの南側約5万4600平方メートルを造成し、基本建屋として1周約350メートルのリング状の高輝度加速器を備えた蓄積リングやビームラインを収容する蓄積リング棟と、線型加速器を設置する長さ約150メートルのライナック棟の2棟を整備する。規模はS一部RC造地下1階一部2階建て総延べ2万5262平方メートル。加速器を格納するトンネルや床部がRC構造となる。設計は日建設計、施工は鹿島・橋本店JVが担当している。工事費は約110億円。

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