2021年1月19日火曜日

【みんなのサッカー場をつくりたい】鎌倉インターナショナルFC、サッカー場整備へクラウドファンディング

  神奈川県鎌倉市のサッカークラブ「鎌倉インターナショナルFC」が、鎌倉市深沢地区で人工芝のサッカー場整備を計画している。

 建設費の一部をまかなうためのクラウドファンディングを2月23日まで実施。100×64メートルのピッチや観戦スタンドを設ける。少年サッカーの試合開催などを通じ、多世代・国際間交流を後押しする。

 プロジェクト名は「鎌倉みんなのスタジアム #(ハッシュタグ)鎌倉みんスタ」。市内には整備された芝生のサッカー場がなく、笛田公園(鎌倉市笛田3の30の1)にある土のグラウンドを練習や試合に使っている。同FCは深沢地区にサッカー場を整備すれば、3年間で約15・6万人の利用が見込め、約10億円の経済効果が期待できると試算している。

 2019年に市や建設会社、人工芝メーカーらと協議を開始した。コストは約1億円。スポンサーなどから出資を受けて約7000万円を確保した。残る3000万円をクラウドファンディングで集める。月内にも着工し今春のオープンを目指す。

 整備予定地は深沢地区土地区画整理事業の予定区域内。湘南モノレール湘南深沢駅に近接する。鉄道の車両基地や薬品工場があった場所。市は跡地に市庁舎や商業施設などの整備を計画している。21年度内に都市計画決定を終え、23年度には土地区画整理事業に着手したい考え。

 サッカー場は同事業が本格化するまでの暫定的な土地活用になる。鎌倉インターナショナルFCは四方健太郎氏らが18年に立ち上げた。神奈川県社会人リーグに所属している。

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