2021年1月25日月曜日

【東京都、暫定施設の設計着手】晴海客船ターミナル跡地暫定施設基本設計(中央区)、梓設計に

 東京都は、解体が決まっている「晴海客船ターミナル」(中央区)の跡地に整備する暫定施設の基本設計に入る。都財務局が「令和2年度晴海客船ターミナル暫定施設新築基本設計」の希望制指名競争入札を21日に開札し、委託先を梓設計に決めた。

 落札額は170万円(予定価格2705万3000円)。暫定施設の規模はS造2階建て延べ3800平方メートル程度、基礎形式は直接基礎を想定している。基本設計の履行期間は10月1日まで。

 東京港の客船ターミナル機能は、昨年9月に開業した「東京国際クルーズターミナル」(江東区)に移っている。ただ同ターミナルに2バース目が増設されるまで、晴海客船ターミナルでも客船の受け入れを続ける必要がある。既存施設は老朽化が激しいため早期に解体し、暫定的な受け入れ施設を設けることにした。

 既存施設の解体に当たって、都港湾局は「令和2年度晴海客船ターミナル解体その他実施設計」をイナバ建築設計事務所に委託している。委託額は750万円。履行期間は6月9日まで。解体工事は今夏の東京五輪・パラリンピック後に着手し、2022年度に終える。2バース目の供用開始以降は晴海ふ頭の客船受け入れ機能を廃止し、跡地を緑地とする予定。

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