2021年1月5日火曜日

【東京臨海部、新たな開発進む】有明南地区(江東区)2区画、事業予定者にコナミHDとテレビ朝日

有明南GI区画の開発イメージ

 
 東京都は、江東区にある有明南地区内の2区画の進出事業予定者を決めた。有明南GI区画にはコナミホールディングスらが9階建て延べ5万2000平方メートル規模の複合ビル、有明南H区画にはテレビ朝日が12階建て延べ4万4190平方メートル規模の複合ビルを計画。いずれも都が土地を売却する。

 進出事業者の公募手続きを昨年1月に開始し、有明南GI区画には1者、有明南H区画には2者の応募があった。外部有識者が参加する選定委員会(委員長・倉田直道工学院大学名誉教授)で応募者の提案を審査した。

 有明南G1区画の所在地は有明3の1の17(敷地面積1万1156平方メートル)。進出事業予定者はコナミホールディングスのほか、グループ会社のコナミリアルエステートとコナミビジネスエキスパート。同社グループの研究開発拠点となる複合ビルを建設する。就業者は2700人を見込む。生放送・動画配信可能なスタジオや店舗も入れる。土地取得の提案価格は118億6700万円。初期投資額は用地費を含めて約382億円。事業開始は2025年1月を予定している。

有明南H区画の開発イメージ

 有明南H区画の所在地は有明3の1の9(1万2920平方メートル)。進出事業予定者のテレビ朝日の提案によると、複合ビルには▽国際会議や展示会場として活用可能な多目的ホール▽アトラクションやデジタルアートミュージアムが体験できるイベント・エンターテインメントスペース▽ドラマや番組の制作スタジオとオフィス-などを設ける。土地取得の提案価格は105億1000万円。初期投資額は用地費を含めて約320億円。24年12月の事業開始を見込む。

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