2021年1月26日火曜日

【回転窓】憂いを拭い将来に希望を

  1月も終わりに近づき、進学する学校が決まる入学試験も本番の時期を迎えている。受験生を抱える家庭は期待よりも不安が大きくなり、落ち着かない日々を過ごしているだろう▼国公立大学では25日に2次試験の願書受け付けが始まった。国立大82校と公立大90校で計約9万8000人を募集。共通テストの結果を踏まえて、どこの大学、学部を選択するのか多くの受験生が選択を迫られている▼コロナ禍に踊らされる今年の受験。共通テストの成績などで合否を判定する大学もある。横浜国立大学は昨年7月時点で2次試験の中止を公表していたが、緊急事態宣言の再発令を受け宇都宮大学が2次試験を中止すると発表。他の大学も一部の学部などで中止や試験時間の変更、短縮といった措置を講じるそうだ▼学歴だけで将来が決まるわけではないが、それでもコロナ禍という難事の渦に巻き込まれてしまう多くの若い人たち。ことあるたびに「仮定の事は私からは控える」と答えてしまう方もいるようだが、今こそ将来の憂いを拭う策が必要ではないか▼困難を乗り越えて希望が抱ける春を迎えてほしい。頑張れ受験生。

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