2019年11月28日木曜日

【総事業費100億円、2024年完成目指す】水戸ホーリーホック、新スタジアム建設を計画

 サッカーJリーグ・水戸ホーリーホック(水戸市、沼田邦郎代表取締役)は、水戸市内で収容1万5000~2万人規模の新スタジアム建設を計画している。

 自前のサッカー専用スタジアムを整備することで、観客数の増加とクラブ規模の拡大を目指す。完成目標を2024年に設定し計画を具体化する考え。総事業費は100億円程度を見込んでいる。

 Jリーグはスタジアム基準でJ1は1万5000人以上、J2は1万人以上の入場可能数を求めている。水戸ホーリーホックはJ1のスタジアム基準を満たす1万5000人以上の収容規模を念頭に、計画を詰める考えだ。建設地は未定。整備に当たっては、民間の資金や技術力を生かすPFIやPPPの導入も検討している。設計・施工者は計画を具体化する過程で決める。

 水戸市内で22日に会見した沼田代表取締役は「クラブ創設30周年となる24年の完成を目指す」との考えを表明した。クラブ運営を後任に譲り、自身はスタジアム建設に専念する意向。今後は「魅力ある街づくりに力を尽くしたい」と述べた。

 水戸ホーリーホックのホームスタジアム「ケーズデンキスタジアム水戸」(小吹町2058の1)は、観客席を3000席増設し1万5000席にする改修計画を市が進めている。9月補正予算で基本計画策定に必要な費用として500万円を確保した。

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