木々の葉が落ち始め、各地から初雪の便りが届き始めた。冬の訪れを感じることが多くなったこの時期は気温や湿度の低下もあり、体調管理が何かと難しい▼厚生労働省は先週、インフルエンザが全国的な流行期に入ったと発表した。定点報告を行っている全国5000カ所余りの医療機関から寄せられた情報を集計。流行の目安となる「1機関当たり1人」の受診者数を上回ったそうだ▼昨年よりも約4週間早い流行宣言。1999年以降では2番目の早さという。急な高熱に激しい頭痛、強い悪寒などが主な症状。何かおかしいなと思った後、症状が急に悪化してつらい経験をした方も多かろう▼風邪を含めてインフルエンザにかからないための第一歩は免疫力のアップ。規則正しい生活を心掛け、バランスの良い食事、外出後の手洗いとうがい、マスクの着用。そして毎日の生活でストレスをためないことも大切とか▼厚労省によると、先月中旬以降に診察で検出されたウイルスのほとんどは2009年に新型として流行したA(H1N1)。今のところワクチン不足はなさそうなので、気になる方はぜひとも早めの接種を。
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