2019年11月18日月曜日

【国交省ら、年内開通へ対応】国道413号、相模原市内の通行止め区間で復旧急ぐ

境沢橋手前付近の状況(11日撮影、提供:国交省)
台風19号の記録的な豪雨によって不通になっている国道413号の相模原市緑区野原~青根区間(延長約5・9キロ)について、国土交通省関東地方整備局と相模原市は年内の通行止め解除に向け復旧工事を進める。同区間は台風19号が襲来した10月12日以降、土砂崩れによって道路が寸断され通れなくなっている。

 関東整備局相武国道事務所と市は14日、復旧に向けた連絡調整会議を開催。年内の通行止め解除を目指して工事を進めることで考えが一致した。413号は来夏の東京五輪で自転車ロードレース競技のコースになっている。復旧が遅れれば競技開催が難しくなるとの声が出ていた。

 同区間は境沢橋手前や横山トンネル手前など8カ所で土砂崩れによる道路崩壊などの被害が発生した。関東整備局は同区間のうち境沢橋手前から湯口沢橋手前までの約1・3キロで、市に代わって道路を復旧する直轄権限代行を担っている。

 年内に通行止めを解除した時点では、一部区間で片側交互通行を予定する。年明けに迂回(うかい)路を設けた上で、一部区間を通行止めにしてのり面復旧などの工事を集中実施する計画だ。通行止めの解除日や復旧工事の進捗(しんちょく)状況は随時、情報を発信する。

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