関西国際空港が1994年9月4日の開港から30周年を迎える。当時は世界でも珍しい完全24時間運用の海上空港。アジアと米欧を結節するハブ空港として成長してきた▼運営する関西エアポートによると、国際線を利用した7月の外国人旅客数は単月で過去最多の約167万人。来年4月に開幕する国際博覧会(大阪・関西万博)の影響でさらに増えるだろう▼ハブ空港化が経済に波及する効果は大きい。世界各国のメガ空港では国際線の発着を増やすため、滑走路の増設や旅客ターミナルの拡張などが競うように相次いでいる▼周辺のアジア各国を見ると、シンガポールのチャンギ空港で第5旅客ターミナルが計画中。香港国際空港では22年に供用した第3滑走路に合わせ新旅客ターミナルが建設されている▼海外のメガ空港はチャンギ空港にある高さ40メートルの屋内滝のように見どころ満載なスポットが充実し、深夜に営業する商業施設や飲食店も多い。単なる利用だけではなく空港そのものが目的地として魅力にあふれる施設になっている。日本もインバウンドのさらなる増加には世界に誇れる国際空港の存在が欠かせない。
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