2024年9月9日月曜日

東京都/武蔵野公園にスケートボード場整備、25年度に利用開始

 東京都は府中市の都立武蔵野公園で、11月上旬までにスケートボード場の建設工事に着手する。広さは約1100平方メートル。地面を舗装し、ハーフパイプ状のランプのほか、ターンの練習ができるクオーターランプなどを設置し、初心者でも楽しめる施設にする。年度内に完成し、2025年4月以降の利用開始を目指す。都民から公園の中で気軽にスケボーを楽しみたいという声が寄せられていた。
 武蔵野公園の所在地は府中市多磨町2。スケボー広場は園内の東側にある噴水前のスペースに、南北方向に長い長方形の形で整備する。周囲をフェンスで囲み、他の公園利用者との接触事故を防ぐ。東西に設置したフェンスの外側には園路を確保し、スケボー広場利用者以外の動線を確保する。
 広場はスケボーのほか、インラインスケート、ローラースケートにも対応。ランプのほか、ジャンプ台やレールなど初級者向けのセクションを14基設置する。利用できる人数などは他の施設も参考にしながら今後決める。
 今回整備する噴水前の広場は従来、一定のルールの下でスケボーの利用が可能だった。都は8月下旬、近隣住民に向けて現地で工事の説明会を開催。担当者によると「特に反対の意見はなかった」という。
 今回整備するスケボー場の基本・実施設計は緑政計画研究所が担当。都は施工者選定の入札公告を早期に公表する予定だ。工事契約は10月下旬~11月上旬を見込んでいる。工事費用は未定。
 都立公園で初心者でも利用できる専用広場を配置しているのは現在、世田谷区の駒沢オリンピック公園だけ。都は多摩地域の都立公園にも専用広場を1カ所造る方向で検討を続けてきた。




from 工事・計画 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=166915
via 日刊建設工業新聞

0 comments :

コメントを投稿