2024年9月19日木曜日

回転窓/待ち遠しい開幕

 来年4月13日に開幕する2025年国際博覧会(大阪・関西万博)で、日本発の出展内容や店舗が明らかになってきた▼一つは日本博覧会協会と協賛企業・団体が出展する「未来の都市」をテーマとした最大級パビリオン。巨大模型や最先端の映像技術を活用し、未来の水中工事や二酸化炭素(CO2)を吸収し続けるカーボンプール(CP)コンクリートを用いた社会が疑似体験できる▼出展場所は未定だが、日本政府は国内で保管している世界最大級の火星由来の隕石(いんせき)を初めて一般公開する。1970年の大阪万博では、米国館のアポロ12号が持ち帰った「月の石」が注目を集めた。宇宙開発の対象が月から火星へと広がる時代の変遷を実感できそうだ▼来場者には食事も楽しみ。インバウンドからも人気の大手回転すしチェーン、くら寿司は135メートルの回転レーンを備えた店舗を出す。万博の参加国・地域にちなんだ料理も提供される▼会場の建設現場ではシンボルとなる1周約2キロの大型木造建築物「大屋根リング」がつながり、13日に記念式典が開かれた。開幕まで半年余り。万博という夢の空間を訪れるのが待ち遠しい。




from 論説・コラム – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=167176
via 日刊建設工業新聞

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