2024年9月9日月曜日

凜/ガイアート東北支店・宍戸小夏さん、出会った縁を大切に

 宮城県利府町で進む宅地造成工事の現場で施工管理業務を担当している。大学で専攻したのは教育学。建設業とは畑違いの分野だが、好奇心旺盛な性格もあり卒業後に「ものづくりに携わりたい」と思い、建設系派遣会社に登録した。
 初めての建設現場はガイアートが手掛けていた新設コンクリート舗装工事。「作業員の方とのコミュニケーションが楽しく、頑張ってみようという気持ちになった」。時間が経過しても思いは変わらず会社からの勧めもあり、出会った「縁を大切にしよう」と4月から正社員として新たな一歩を踏み出した。
 技術者としての仕事は学びと出会いの連続で「すべてが新鮮で楽しい」とはにかむ。娘の意外な選択に最初は「務まるのか」と心配顔だったお母さんも、今では「かっこいいよ」と背中を押してくれるようになった。自分に期待し、助けてくれる周囲の人たちへの感謝を忘れず、点滴穿石の気持ちで努力したいと思っている。
 当面の目標は、できるだけ早く資格を取得し「仕事を任され、信頼される技術者になる」こと。女性の活躍をできるだけ多くの人に知ってもらうため、けんせつ小町のリーダー役も全うしたいと願っている。前向きな気持ちがあれば毎日が充実する。
 文系出身でも活躍できる仕事として、女性も「安心して挑戦してほしい」と明るく話す。
 (ししど・こなつ)




from 人事・動静 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=166913
via 日刊建設工業新聞

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