◇会議室の即席茶室で和気あいあい◇
1951年の会社創立から間もない53年4月に発足。経緯に関する詳しい記録は残っていないものの、社内で最も古い歴史を持ち、現在は会社公認の部として活動する。
7月時点での部員数は10人。本社事務系の社員が中心となり、男女ともに幅広い年代からメンバーが集まる。
「楽しくお稽古」をモットーに毎月3回、木曜日に稽古を行う。社内に茶室がないため、会議室に畳を敷いて即席の茶室を再現し、和気あいあいと活動している。
代表の石田陽子さん(人材育成部人事部門担当課長)は、「茶道に初めて触れる部員がほとんどで、普段は洋服でお稽古をしている」。11月に行われる「炉開き」まで、お茶をたてる一連の動作を身に付けるお点前を稽古。以降は、一年の始めにお茶をたてる「初釜茶事」に向けた稽古を行い、1月に、茶道経験者などを招いた茶会が開かれる。
石田さんは「部員がなかなか増えないのが今の悩み。茶道は敷居が高いように思われるが、茶道具の扱い方などは普段の所作にも応用でき、歴史や禅語などさまざまな日本文化についても学べることが多い。そうした魅力を伝えながら部員を増やしていきたい」と話している。
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