2016年9月14日水曜日

【提携紙ピックアップ】セイ・ズン(越)/大阪市が低炭素都市整備を支援

 ベトナム・ホーチミン市と大阪市は、低炭素都市の実現に向け協力することで合意した。グエン・タイン・フォン同市人民委員会委員長は9月6日に、訪越中の吉村洋文市長と会談し、2013年に取り交わした覚書を更新した。

 期間は2020年末までで、協力内容を一層拡大している。前回の覚書に基づく協力期間で、大阪市は2016~20年を対象とした気候変動に対応するアクションプランの作成を支援した。

 今後は、プランを活用して低炭素都市モデルを他のアジア都市にも拡大する取り組みを進める。両市は官民連携スキームでの事業実施を視野に入れ、検討を始めている。

 そのほか、ICTやバイオテクノロジー、人材育成などの分野でも協力することで合意している。吉村市長はこれまでに両市の共同事業が具体化した例を挙げ、今後の協力深化に期待を示した。

セイ・ズン 9月9日)

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