2019年10月10日木曜日

【回転窓】ハラスメントのまん延

働き方改革と言うのであれば突貫工事をやめてほしい-。専門工事業の経営者がそう訴えていた。現場で突発的な変更が生じて作業が中断し、工程が遅れるケースがあるという。その後は下請企業にしわ寄せが行く▼「明日までに何とかやってもらえないか」。かくいう自分も、建設業界に身を置いていた時、外注先にそう強いたことがある。発注者の顔色が頭に浮かび、語気を強めたことも。「やらなければ次は使わない」とまでは言わないが、相手は無言の圧力を感じていたはずだ▼フリーランスで働く人を支援する「プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会」らのアンケートによると、回答者の約62%がパワーハラスメントを受けた経験があるという▼精神的な攻撃が約6割と最も多く、過大な要求や経済的嫌がらせが約4割で続く。濃淡さまざまだろうが、似たような境遇は多くにまん延しているように思う▼労働人口が減る日本では、働く人から選んでもらえるかどうかで、産業の持続可能性が左右される。理不尽な立ち振る舞いには必ず手痛いしっぺ返しがある。そうした意識を心に留めておきたい。

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