2019年10月9日水曜日

【提携紙ピックアップ】建設経済新聞(韓国)/技術サービスの海外受注好調

◇10億ドル突破が目前◇

 建設技術サービス分野の海外受注が好調だ。海外建設協会の発表によると、今年1~9月の第3四半期末時点で建設技術サービス業務(設計、CMなど)の海外受注実績は8億7909万ドル(国内企業の元請ベース)に達した。

 既に2018年(8億1900万ドル)と17年(8億3571万ドル)の受注実績を上回っている。下請実績まで加えると9億7993万ドルに上り、大台の10億ドルが目前に迫る。

 1~9月期の海外受注の内訳は設計関連業務が3億1942万ドル(前年同期5894万ドル)、調達関連業務が2億4527万ドル(同4543万ドル)で、それぞれ5倍超の大幅増となった。このほかの監理業務7745万ドル(同6861万ドル)、妥当性調査業務2036万ドル(同1831万ドル)も増加基調にある。一方で新事業として注目しているCM関連業務は前年の1億2464万ドルから6028万ドルと半減。今後の受注増への課題となっている。

 例年以上に建設技術サービス業務の受注を伸ばしているエンジニアリング関連各社の動きも目立つ。東洋エンジニアリングの韓国法人は海外市場で3億0533万ドル規模(同270万ドル)の同業務を受注。エンジニアリング企業で国内最大手のドファ・エンジニアリングも1億9750万ドル(同7025万ドル)と受注を伸ばしている。

 直近で年間10億ドルを突破したのは16年の16億9242万ドル。同社のキム・ヨング海外事業本部長は「エンジニアリング企業の海外戦略が加速化する中で、受注前段階の大詰めにきている案件が実を結べば、今年の実績は大きく期待値を上回ることになる」と話している。

CNEWS、10月2日)

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