2019年10月30日水曜日

【M字形のアーチ屋根が特徴】銀座線渋谷駅(東京都渋谷区)、20年1月3日に供用開始

 東京メトロは、地下鉄銀座線の新しい渋谷駅の供用を2020年1月3日に始める。

 明治通りの上空に移設する工事を2009年から実施。12月27日夜からの線路切り替え・ホーム移設を終えて、新駅舎の供用を開始する。悪天候など作業に影響が出る場合は20年1月4日からに変更する。

 渋谷駅は1938年に開業した。1日の平均利用者数は18年度で22万人。周辺を再開発する渋谷駅街区基盤整備に合わせてホームを移設する。線路切り替え・ホーム移設は年末の作業で3回目となる。浅草方面行きの線路を北、渋谷方面行きの線路を南にそれぞれ移設することで生まれるスペースにホームを築造する。

 新駅舎は、地上から見上げた際に圧迫感が和らぐようデザインした。屋根はM形のアーチ形状で、ホームは柱のない空間になる。明るい空間となるよう内装は白が基調。ホームは約12メートル(現在約6メートル)に広がり、多機能トイレを含むバリアフリー設備が充実する。

 新駅舎の明治通り側の改札からは、商業施設の渋谷ヒカリエのエレベーターやエスカレーターで地下鉄副都心線、東急東横線に乗り換えられる。地下鉄半蔵門線、東急田園都市線、JR線、京王井の頭線は、渋谷スクランブルスクエア側の通路や降車ホームの経由で乗り換えが可能になる。

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