2019年10月28日月曜日

【設計は隈研吾氏、清水建設が施工】明治神宮、鎮座100周年記念で新ミュージアム開館

 明治神宮は東京都渋谷区に整備していた「明治神宮ミュージアム」を26日オープンした。2020年の鎮座100周年を記念し、明治天皇と昭憲皇太后にゆかりの品を展示している。施設の設計は建築家の隈研吾氏が担当。清水建設が施工した。

 同ミュージアムは、1920年に創建した明治神宮の「鎮座100年祭記念事業」の一環として整備。耐震補強工事が進む宝物殿の収蔵品を移設し完成させた。展示室には明治天皇が使われた馬車「六頭曳(ろくとうびき)儀装車」やイタリア人画家のエドアルド・キヨッソーネ(1833~98年)が描いた肖像画などを公開する。屋根に緩やかな勾配を持たせ、周辺との調和を狙った。

 所在地は神園町1の1。RC、S一部SRC造地下1階地上1階建て延べ約3200m2の規模。地下1階に「杜の展示室」、地上1階に宝物展示室などを配置した。開館時間は午前10時~午後4時30分。入館料(税込み)は一般が1000円、高校生以下900円。25日に内部が報道機関に公開された。

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