マレーシアの不動産開発会社であるSP Setiaの子会社、セティア・インターナショナル・ジャパン(東京都港区)は、大阪府泉佐野市のりんくうタウンで計画しているホテルやMICE(国際的なイベント)などから成る複合施設の建設に2020年夏ごろ着手する。
25年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催をめどに、24年に施設を完成させたい考えだ。
建設予定地はりんくう中央公園グラウンドとして使用されていた敷地約2ヘクタール(りんくう往来南6)。大型商業施設「りんくう・プレミアム・アウトレット」に近接し、インバウンド(訪日外国人旅行者)が多く来訪するエリアに位置している。18年に泉佐野市が土地を購入した上で開発する事業者を公募、提案売却価格15億5500万円で同社を選定していた。
同社の提案によると、四つ星ホテルやコンベンションホール、物販・飲食店舗、サービスアパートメント(住宅)などを含む複合型施設を整備する。
複合施設の名称は「SICC(セティア泉佐野シティセンター」。施設概要は建築面積が約1万1000平方メートル、施設の総延べ面積が約13万2000平方メートル。住戸棟(38階建て)とホテル棟(32階建て、315室)の高層棟2棟を中低層のMICE棟(5階建て)で接続する。MICE棟にはコンベンションホールや商業施設などの入居を予定している。
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