台風19号による大雨によって堤防が決壊した信濃川水系千曲川左岸58.0km地点(長野市穂保)で、仮堤防を補強する鋼矢板の打ち込み作業が30日に完了した。上流側を大成建設、鹿島が下流側を施工した。
工事場所は国が管理する千曲川左岸58・0キロ地点。鋼矢板による仮締め切り部分は高さ約5・5メートル、延長約320メートル。長さ約16メートル、幅40センチの鋼矢板を1700枚打ち込んだ。
同地点の堤防は豪雨によって約70メートルにわたって決壊。元の高さまで土砂を積んで仮堤防を設け、仮堤防を囲むように鋼矢板を地面に打ち込み補強した。
緊急復旧工事は13日午前7時ごろに着手し、24時間態勢で実施してきた。17日に延長約70メートルの仮堤防が完成。上流側を北條組(長野市)、下流側をフクザワコーポレーション(長野県飯山市)が施工した。
仮締め切り部分は仮堤防の築造と並行し、16日夕方に工事を開始。30日に作業が完了し、長野市は周辺の避難指示(緊急)を解除した。
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