2019年10月7日月曜日

【凜】杉孝技術サポート部・三宅祥子さん

◇「やるなら楽しんで」がモットー◇

 1月に新設された「セールスエンジニアリング課」の課長を務める。部下は3人。管理職としてプレッシャーは感じるが「『やるなら楽しんでやる』をモットーに前向きに取り組んでいる」と明るく話す。

 入社18年目。仮設機材レンタル事業で顧客の要望に沿い、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)で足場の図面を作成する。仮設計画の提案だけでなく、時には現場へ出向きフォローもこなす。顧客には大手・準大手クラスのゼネコンも多い。入社当時は設計に携わる同期の女性社員がいなかった。「顧客から担当者と思われず、電話を取り次いでもらえないこともあった」。ただ女性を取り巻く環境は10~15年で劇的に変わり、女性技術者も増えたと実感する。

 過去に2度の出産を経験。育児休暇から復帰する時、事前に人事部門と話し合ったことで「復帰のハードルはあまりなかった」と話す。自身の経験から建設業界で働く女性に「一人で悩まず周りを頼ってほしい」とエールを送る。同じ境遇や問題に悩む女性は多く、助け合えると感じている。

 BIMを使った仮設設計は導入されたばかりで試行錯誤が続く。「杉孝のスタンダードともいえるBIM運用の道筋を作りたい」と意欲を燃やす。趣味はアウトドア。子どもたちと川遊びをして日常から離れることが、仕事のメリハリを生むという。

 (セールスエンジニアリング課長、みやけ・さちこ)

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