2020年2月25日火曜日

【 記者手帖】前厄を迎えて

外出した先で神社やお寺をよく目にする。必ずと言ってもいいほどで、高層ビルが立ち並ぶ街中で出くわすことも少なくない。神社仏閣に詳しいサイトによると、国内の神社とお寺を合わせると約15万8000社あり、コンビニの3倍近い数に上るという◆もともと信仰心が深いわけでもないので、見掛けても立ち寄らない。そんな自分が今年の初め、栃木県佐野市にある佐野厄よけ大師を訪れた。理由は前厄に当たるためだ。正式名は惣宗寺。祈祷(きとう)料を奮発し、長蛇の列に並んで祈祷を受けた◆男性の大厄は41歳。その前後も含め、昔からこの年齢に近づくと、身体の変化が表れ、生活のリズムや体調を崩しやすいと言い伝えられてきた。だから気を付けなさいという戒めだ◆体調面で特に変化はないが、最近飲み過ぎると記憶が飛ぶようになった。おいから「おじさん」と呼ばれることをすっかり受け入れられるようにも。来年は本厄、再来年は後厄と試練が続く。取材活動の基本は体力。体力作りとともに、何があっても厄年を言い訳にしない3年間にしたい。(田)

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