神奈川県葉山町は葉山御用邸の前にある「臨御橋(りんぎょばし)」の架け替えを目指し、「葉山臨御橋架け替えプロジェクト」を実施している。
臨御橋は長さ33メートル、幅4メートルのコンクリート製で、伝統的な赤橋を模している。1968年に町施工で木造橋から架け替え、現在の姿になった。赤い塗装が剥がれ、欠損している部分もある。点検調査をしたところ「老朽化が著しく、早急な補修や撤去などの対応が必要」と判断された。現在は生活道路ではなく、町の公共施設管理計画の対象になっていない。
葉山御用邸の景観の一部としてシンボル的な橋であることから、町は寄付による架け替えを計画。工事に必要な2億円を目標にしている。市の担当者によれば「2019年11月末までに1551万1537円の寄付が集まっている。募集開始当初は注目度も高く問い合わせも多かったが、最近は落ち着いてきている」と話し、寄付を呼び掛けている。寄付は12月まで受け付ける。
架け替えまでのスケジュールは本年度、クリエイトが担当し橋の詳細調査を行っている。20年度内に詳細設計を行い、21年から工事に着手。23年5月にはきれいになった橋の姿をお披露目する予定だ。
個人での寄付は町外在住を問わず、ふるさと納税で受け付けている。1万円以上の寄付者は氏名・法人名をホームページ(HP)に記載するなどの特典がある。詳しくは、町HPへ。
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