2020年2月19日水曜日

【3地区の準備組合、20年度にも都市計画提案】東京・飯田橋駅周辺で再開発が活発化

 JRや東京メトロなどが乗り入れる飯田橋駅周辺(東京都千代田区)で、再開発事業の胎動が鮮明になっている。

 事業が計画されている4地区のうち、3地区の再開発準備組合が来年度にも都市計画提案する見通し。周辺で進む駅改良工事といった基盤整備事業と連動して、利便性の高い街づくりが進みそうだ。

 再開発が検討されているのは▽飯田橋駅東地区(飯田橋3の6ほか、区域面積約0・7ヘクタール)▽富士見二丁目3番街区(富士見2の3、約1・3ヘクタール)▽飯田橋駅中央地区(飯田橋4の8ほか、約1・1ヘクタール)▽飯田橋3-9周辺地区(同3の9ほか、約0・8ヘクタール)-の4地区。

 先行する飯田橋駅東地区の事業は、20年度にも都市計画決定を受ける見通し。21年度の本組合設立認可を経て、23年度の着工、26年度の竣工を目指す。事業協力者は清水建設。

 富士見二丁目3番街区では、施設計画や概算の権利変換計画などの検討が進む。20年度上期にも都市計画がまとまる見込み。前田建設と住友不動産が参画している。

 20年度後期にも都市計画提案するのは、野村不動産と大成建設が参画する飯田橋駅中央地区。飯田橋駅東地区との「共通整備方針」の下、滞留空間の確保などによる駅東口周辺のアクセス向上に取り組む。

 飯田橋3-9周辺地区では、再開発協議会が事業を検討。区域内にある区の清掃車庫の開発時の在り方などを議論している。

 飯田橋駅周辺では、JR東日本がホーム整備などの駅改良工事を進めている。東京メトロも東西線の同駅~九段下駅間で、線路の新設などに取り組んでいる。

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