◇女性の活躍を積極的にPR◇
全国建設業協会(全建)が毎月発行する広報誌『全建ジャーナル』の編集や各種パンフレット作成など、広報業務を幅広く担当する。活動状況を協会全体に周知したり、建設業界の役割を内外に発信したりする仕事にやりがいを感じている。「広報になってから、全建や業界のことをより深く知るようになった」という。
新卒で全建に入り、初めは労働部に配属された。団体の略称や専門用語に慣れるのに時間は掛かったが、「和気あいあいとした雰囲気は性に合った」。その後、総務部総務課に17年間。社会保険労務士の資格も取得した。在籍中、3度の出産を経験した。職員で産休と育休を取ったのは初めて。「時短勤務を認めてもらうなど周囲の理解があり、仕事と育児を両立できている」と感謝を忘れない。
「お茶くみや灰皿の取り換えなどは女性の仕事というのが当たり前だった」と新人当時を振り返る。「でも今は女性が働きやすい環境整備が進んでいる」と実感。3年前、広報課に着任してからは全国各地で活躍する女性のPRに力を入れる。
女性職員は5人と多くなく、後輩の悩みには親身になって対応する。「経験した自分だからこそ分かることがある」と優しいまなざしを向ける。気分転換にもなるジム通いは週3回欠かさない。水泳も得意で、トライアスロン大会に出場した経験を持つ。
(広報課係長、たかの・やすよ)
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