京町家の風情を残した建物が特徴的(ⓒ Forward Stroke) |
ホテルとレストランで構成する新施設は既存建物の一部を保存。町家の部材を生かしながら空間と機能を再構築した。京町家の本質的価値を継承し、京都の新たな魅力発信拠点として3月18日に開業する。
所在地は室町通三条上る役行者町361。建物規模は5階建て延べ4000m2。ひらまつ(東京都渋谷区、陣内孝也社長)が運営するホテル(客室数29室)と二つのレストラン(日本料理・イタリアン)が入る。基本設計は日建設計、実施設計と施工は大林組が担当。数寄屋建築の工房として内外に知られる中村外二工務店(中村義明代表)が内装デザインを監修した。
京町家の価値を引き継ぎ、京都の魅力的な街づくりに貢献することを開発コンセプトに設定。街路に面した南側建物の表家を保存し、蔵や庭など京町家が持つ構成を踏まえ、付加価値の高い施設に再整備された。
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