自由な校風、部活動やコンテストなど充実した課外活動、学校生活をサポートしてくれる先生たち。高専の教員を目指したのは自らの経験があったからこそ。福井高専で土木を学び、金沢大学に進学して地震・防災を専攻して博士号を取得した。
松江高専に採用され着任したのは1月。「学生と身近に接することができること」がやりがいだと話す。自身が大きく成長できたのは15~20歳のころだった。だからこそ、多感な時期を迎えている学生に「楽しさやうれしさ、つらさや悲しいことなどいろいろな体験をしてもらいたい」と目を細める。
学業で大切になる卒業研究では「学生を外に連れ出して地域の方に触れ合ってもらう環境を用意したい」と考えている。学校というフィールドを飛び出し「地域という教材で防災を学んでほしい」という願いがある。
男社会だった建設産業も徐々に変わりつつある。高専で教壇に立ちながら「建設業に女性の活躍の場が多くあることを紹介していきたい」と強く思っている。
小学校から大学までバレーボールを続けた。経験を生かして女子バレーボール部の顧問を務める。チームは全国高専大会で優勝するほどの強豪だ。好きな言葉は「Learn hard Enjoy more」。教員生活はスタートしたばかり。学び続ける姿勢を絶やさず、楽しむ気持ちを忘れずに理想の教員像を追い求めていく。
(環境・建設工学科助教、せりかわ・ゆうこ)
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