衆議院と参議院は「国会議事堂本館耐震診断等業務」を2億8050万円(税込み)で日建設計に委託した。公募型プロポーザル(WTO対象)方式で選定、8月4日に契約した。予定価格は2億8217万8700円(同)。プロポーザルには3社が参加した。
旧・帝国議会議事堂として建設した国会議事堂本館(東京都千代田区、敷地面積10・3ヘクタール)の耐震診断と、建築物調査などを任せる。建物の規模はSRC造地下1階地上3階一部4階建て延べ5万3464平方メートル。高さは20・9メートル(中央塔65・4メートル)、議場面積は衆参両院ともに744平方メートル。業務対象地は永田町1の7の1。履行期間は2023年3月31日まで。
同議事堂の設計は宮内省(現宮内庁)技手の渡邊福三の案を基に、大蔵省(現財務省)臨時議院建築局が担当した。工事は1920年1月~1936年11月と、関東大震災を挟み17年かかった。建築費は当時の価格で2570万円。
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