2020年9月3日木曜日

【月内に設計・施工一括で発注へ】スタジアム建設、広島市が257億円の債務負担行為設定へ

  広島市は総額26億22百万円の本年度9月補正予算案をまとめた。一般会計は24億62百万円。新型コロナウイルス感染症対策関連に10億21百万円を計上した。

 債務負担行為としてDB(設計・施工一括)方式による入札公告を予定しているサッカースタジアム等整備に257億4百万円、安芸市民病院病棟等建て替えに向けた基本・実施設計に2億24百万円を盛り込んだ。

 サッカースタジアム等整備の債務負担行為は2021~24年度の5カ年。設計・施工事業者選定に向けた入札公告を9月にも行い、21~24年度で設計・建設する。建設地は広島市中区基町15の中央公園広場(敷地約8万5600平方メートル)。サッカースタジアムを核に、効果的なにぎわい機能の導入などにより、中央公園広場全体が一体的に機能するような広場エリアを再整備する。

 敷地西側にスタジアム、東側に広場を配置。収容人数3万人規模とし、サッカー以外のスポーツやスタンド下の空間の活用など、多様な利用ができる計画とする。広場エリアの再整備はPark-PFIなど民間事業者の資金・ノウハウを活用した方式の採用を予定している。

 施設の老朽化に伴う安芸市民病院病棟等建て替えに伴う債務負担行為設定は、21~22年度で行う基本・実施設計などの費用。23~24年度で本体工事などを進め、25年度に開設し、26年度にかけて既存病棟を解体する。

 このほか、西広島駅周辺地区交通結節点整備に70百万円、広島駅南口広場の整備に2億円などを計上している。

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