2020年9月1日火曜日

【キャンプフィールドなど整備へ】鞍ケ池公園Park-PFI(愛知県豊田市)、大和リースら6社グループに

  愛知県豊田市は、Park-PFI(公募設置管理制度)で整備する「鞍ケ池公園民間活力導入事業」の公募結果を発表した。事業者に決まったのは、大和リースを代表企業とする「鞍ケ池公園ミライプロジェクト共同企業体」。10月から矢並町法沢にある同公園の再整備を行い、2021年4月のリニューアルオープンを目指す。

 昨年12月に公募手続きを開始、2月に公募設置等計画の提案を受け付けた。当初は3月に契約候補者を公表、4月に基本協定を結ぶ予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い遅れていた。

 大和リース共同企業体の構成企業は、ホーメックス、川合造園土木、スノーピーク、スノーピーク地方創生コンサルティング、エルミホーレ。

 東海環状自動車道鞍ケ池PAに隣接する同公園は1965年の開設。約100ヘクタールの起伏に富んだ敷地に樹林地、水辺を生かした広場、植物園、子どもたちの遊び場、観光牧場などが整備されている。05年の同自動車道開通と同時にハイウエーオアシスになり、多くの市民らに親しまれている。

 今回のリニューアルでは、既存機能を生かしながら新たにキャンプフィールド、カフェ、サービスセンター(案内所)などを整備する。キャンプフィールドにはレストラン・ストア棟、宿泊用トレーラーハウス、ピクニックエリア、アウトドアオフィス・デイキャンプエリアなどを設ける。キャンプフィールドとサービスセンターの整備費は5億9400万円。

 同共同企業体は、施設整備と、指定管理者になって公園全体(動物園を除く)の維持管理を担当する。維持管理・運営期間は40年3月末までの20年間。

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