三井不動産ら4社グループが全国最大級のPark-PFI(公募設置管理制度)で整備してきた名古屋市の中区と東区にまたがる久屋大通公園北・テレビ塔エリア「Hisaya-odori Park(ヒサヤオオドオリパーク)」が18日にオープンした。公園内には24棟の商業施設、水盤、芝生広場などがあり、名古屋の新しい観光スポットに生まれ変わった。
グループの構成企業は三井不動産と大成建設、日建設計、岩間造園。市の事業者募集で2018年2月に選定され、19年1月から工事を進めてきた。
久屋大通は都心の栄地区を南北に貫く幅員100メートルのシンボル道路。中央部が都市公園になっている。市は、リニア中央新幹線開業を見据え、公園の再整備を栄地区再生の起爆剤に位置付けていた。
北・テレビ塔エリアは、このうち外堀通から錦通までの延長約1キロで、面積約5・4ヘクタール。再整備では、テレビ塔を中心に南北を結ぶシンボリックな都市軸を形成。テレビ塔が映り込む水盤、防災拠点にもなる芝生広場などを配置した。商業施設には飲食、物販などの約34店舗が出店、にぎわいと交流を演出する。
市は引き続き、南エリア(延長約800メートル)も再生するため現在、基本計画の作成と事業スキームの検討を進めている。
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