2022年10月12日水曜日

中部整備局/東海環状岐阜山県第一トンネルが貫通、施工は福田組と西松建設

 中部地方整備局が岐阜県内で建設を進めている東海環状自動車道の岐阜山県第一トンネル(仮称)が貫通し8日、岐阜市彦坂のトンネル坑内で貫通式が開かれた。稲田雅裕局長をはじめ柴橋正直岐阜市長、林宏優山県市長、藤山秀章福田組執行役員副社長、一色眞人西松建設代表取締役副社長など多数の関係者が出席。貫通発破、貫通点通り初め、鏡開きなどが行われた。施工は「東海環状岐阜山県第一トンネル東地区工事」を福田組、「同西地区工事」を西松建設が担当。
 式典では、稲田局長らが貫通発破のスイッチを押した。無事貫通が確認されると、施工者が米村享紘岐阜国道事務所長に貫通を伝え、米村所長は「上下2ミリ、左右8ミリの精度で貫通した」と報告した。
 稲田局長は「無事、貫通を迎えることができたのは多くの関係者のおかげ」と感謝するとともに「難しい工事だったが施工者の技術力で乗り越えた。東海環状自動車道の全線開通に向け、着実に事業を進める」とあいさつ。野田聖子衆院議員は「道路ネットワークは地方創生の鍵になる。早期の全線開通がかなうよう取り組む」と話した。柴橋市長は「事業で三重県との接続も強化される。開通効果を高められるよう力を尽くす」、林市長は「地域経済や生活利便性への影響は大きい」と早期開通に期待を寄せた。
 施工者謝辞で藤山副社長は「意義深い事業に参画でき光栄だ。完成までの作業も安全第一で行う」と力強く語った。最後に、一色副社長の掛け声で万歳三唱を行った。
 東海環状自動車道西回り区間で最長となる岐阜山県第一トンネルは延長4931メートルの山岳トンネル。2018年6月に着手し、延長2330メートルの東工区(山県市西深瀬)と延長2601メートルの西工区(岐阜市城田寺)に分け両端から掘削した。同トンネルを含む山県IC~大野神戸ICは24年度の開通を予定している。



source https://www.decn.co.jp/?p=146874

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