2022年10月27日木曜日

大分県別府市/新図書館概要公表、傾斜生かした3階建て延べ5000平米

 大分県別府市は、設計を進めている新図書館の概要を公表した。建物規模は3階建て延べ約5000平方メートルで、市役所西側の松林の別府公園文化ゾーン(別府野口原)に建設予定。東から西に上がる緩やかな傾斜地を生かした建物配置で、既存樹木を最大限残し建物の高さを低く抑え木陰の中にたたずむ図書館をイメージしている。設計は2022年度末に完了し、23年度後半の工事着手、25年度の開館を予定している。
 施設全体を性格が異なる三つのコモンズ(みんなの居場所)に分割。市役所に近い東側1階部分に気軽に立ち寄れる出会いと交流の場「アクティブコモンズ」、2階建物中央に図書館の中心部となる学びの場「ラーニングコモンズ」、西側に別棟で学びを実践する場「クリエイティブコモンズ」を配置する。
 ラーニングコモンズには、一般図書エリアのほか、靴を脱いで本を読めるスペースやおはなし室、授乳室、親子トイレがある児童図書エリアを設置。3階部分には、閲覧席や公開書庫を設ける。
 建物の南側はガラス張りとし、図書館の活動が見られるようにする。本が傷まないよう直射日光を制御する大きな庇(ひさし)を設ける。
 最大収容冊数は約32万冊、最大収容時に利用者が実際に手に取れる本の数は現図書館のおよそ2倍の約22万冊となる。
 建設費は32億5000万円以内(税込み)。
 基本・実施設計と管理運営計画策定委託業務は佐藤総合計画が担当。


source https://www.decn.co.jp/?p=147310

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