2022年10月17日月曜日

東洋建設/安全ルール見える化ツール、全技術職員のモバイル端末に実装

 東洋建設は全技術職員に配布したモバイル端末に「安全ルールの見える化ツール」を実装し、若手職員のレベル向上や重大事故の未然防止対策を一層強化する。チャットボット(自動会話プログラム)に労働安全衛生法や社内規程などの安全ルールをイラストと共に記憶させたツール。キーワード検索すると、工事内容に応じた安全のポイントや社内通達などが瞬時に表示される。
 同社は本年度に全技術職員へiPhone13Proを配布。現場業務の効率化に向け、これまで導入していたMetaMoJi(東京都港区、浮川和宣社長)のデジタル野帳「eYACHO」に加え、LisB(東京都千代田区、横井太輔社長兼最高経営責任者〈CEO〉)が提供する現場向けビジネスチャット「direct」を導入した。
 音声やキーボードでキーワード検索すると、関連する労働安全衛生法と社内規程が安全のポイントとして1枚のシートでイラストと共に表示。directのトーク機能を使い、必要に応じて注意ポイントのイラストに加筆し協力会社に転送することでリアルタイムな情報共有が可能になる。
 eYACHOの電子印・電子サイン機能を付けた作業計画書や連絡調整シート、安全パトロール指導票に「安全ルールの見える化シート」を組み込めば、重大事故を未然に回避するためのルールを反映させた適正なフォローや指示も行える。
 同社はデジタル技術を駆使した業務の効率化や若手職員のレベルアップを図り、若者が魅力を感じる建設産業の実現に貢献していく。



source https://www.decn.co.jp/?p=147014

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