2022年10月25日火曜日

日建設計/パルコ主催のイベントに協力、大学生が木質可変ユニット組み立て体験

 日建設計は22日、パルコが主催する今後の再整備に向けた「公園の新しい可能性」を検証するイベントに、木質可変ユニット「つな木」を提供した。名古屋市中区の久屋大通公園南エリア「光の広場」で行われたワークショップには建築を学ぶ4大学・17人の学生が参加。木材と専用クランプ(接合金具)で組み立てた空間の自由な使い方を体験した。
 再整備が計画されている久屋大通公園南エリアは、週末を中心に各種イベントが開かれにぎわっているが、ベンチなどの休息スペースが少なくイベント以外は十分に活用されていない。パルコは、今後の公園の使われ方や過ごし方のアイデアを試行し、新たな可能性を調査・検証するイベントを22日から11月6日まで実施している。
 初日に行われたワークショップには名古屋大学、名古屋工業大学、名城大学、椙山女学園大学の学生が参加した。「つな木」は45ミリ角の木材と専用クランプ、移動用の車輪で構成。これらを組み立てて1畳程度の小さな空間を創出する。机や棚、ベンチなど仕事や遊び、屋内外でさまざまな活用が可能。日建設計の木質・木造の開発研究を行うチーム「Nikken Wood Lab」が木材活用促進を目的に開発し、三進金属工業が製造・販売する。
 参加した学生らは、日建設計の担当者の説明を受け、学生同士で相談しながらキットを組み立てた。組み立て後は専用のシートを掛け、会話や食事などを楽しんだ。参加した学生は「公園内で自由な空間を作ることができ気持ちがいい」「また参加したい」などと感想を話した。Nikken Wood Labの石澤英之氏は「医療用から個人まで幅広く利用できる。将来的には各地域の木材で利用が進んでほしい」と述べた。



source https://www.decn.co.jp/?p=147239

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