2022年10月20日木曜日

大林組/都内で130周年記念総合展示会開く/100の技術と取り組みPR

 大林組は19日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで創業130周年記念の総合展示会「OBAYASHI VISION SHOWCASE 2022」を開いた。事業の中核となる建設領域や周辺領域で同社グループが手掛ける100の技術と取り組みを厳選し、8テーマで披露。実物や模型展示、デモ体験、トークセッションなどのほか、建機の遠隔・自動・自律運転などの最新技術も紹介した。会期は21日まで。
 冒頭、蓮輪賢治社長は「実物の展示を通じて取り組みを見られる機会を設けられてうれしい。昨年大林組は創業130年という節目を迎えた。スローガン『つくるを拓く』に込めた思いとともに取り組みを進めるグループの現在地とこれから向かう先を見られる展示会だ。『つくるを拓く』を体現する姿を感じてほしい」とあいさつした。3日間の来場者数は約3000人を見込む。同社主催の展示会としては過去最大規模となる。
 大規模土工事の無人化に向けて取り組む遠隔操縦のほか、木造建築、3Dプリンターでの施工、月の模擬砂を使用した野菜栽培の事例など、多くの技術に注目が集まった。遠隔操縦のデモンストレーションでは、約380キロ離れた大阪府枚方市の西日本ロボティクスセンターと会場をつないだ。オペレーターがモニターを見ながらバックホウを操縦したほか、ダンプの自動運転やブルドーザーの自動敷きならし作業も披露した。
 初日の19日には、スペシャルキーノートとして慶応義塾大学医学部の宮田裕章教授が「『つくるを拓く』が実現する新しい社会」と題して講演した。
 11月30日~12月2日には大阪市北区のコングレコンベンションセンターでも総合展示会を開催する。



source https://www.decn.co.jp/?p=147115

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