2022年10月19日水曜日

オリコンサル/トンネル照明自動設計システムを開発、作業量が3分の1に

 オリエンタルコンサルタンツは17日、トンネル照明設計の省力化と品質確保を目的に、「トンネル照明自動設計システム」を開発したと発表した。照明計算、設計図作成、数量計算の一連の設計プロセスを自動化した設計支援システム。照明計算に必要な設計条件をプログラムに入力するだけで、自動的に一連の作業が行える。作業量は従来と比べ3分の1に削減できる。
 開発したシステムは幅広い条件の道路トンネルに対応可能。全国にある約1万1000本の道路トンネルの照明設備更新設計と、今後新たに整備されるトンネル照明設備設計に適用できる。
 トンネル照明の更新事業は対象トンネル固有の更新条件、顧客の個別ニーズなどにきめ細かく対応した計画が求められる。さらに灯具の技術開発の進展が著しく最新の技術調査が欠かせず、灯具の計画から仕様決定まで長期間化する傾向がある。このため決めた仕様に対する照明計算、設計図作成、数量計算を迅速に行うことが求められていた。
 照明の配置決定には複数の照明計算を実施する必要があり、その都度、設計条件を入力、照査する。計算結果を基に設計図や数量計算書を作成する過程で、設計条件の確実な引き渡しが成果品の品質に影響する。



source https://www.decn.co.jp/?p=147085

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