追手門学院(大阪府茨木市、川原俊明理事長)が大阪府茨木市で設計・施工一括(DB)方式で計画する「総持寺キャンパスII期計画」の起工式が4日、現地で開かれた。2019年に供用開始したI期の中・高校舎と大学棟「アカデミックアーク」に続き、25年の追手門学院大学の同キャンパス拠点化に合わせて新校舎棟を建設する。基本設計・工事監理を類設計室、実施設計・施工を奥村組、CM(コンストラクションマネジメント)業務を東京海上日動ファシリティーズがそれぞれ担当。工期は24年10月31日まで。
建設地は同キャンパス(茨木市太田東芝町1の1、約6・4ヘクタール)のうち東側エリア(建築面積約1ヘクタール)。新校舎棟は南北長さ約250メートルの建物で、規模がS造6階建て延べ4万4856平方メートル。1階に学生と地域社会との協働の場となるフリースペースやホール(定員600人)、2~5階に教室や研究室のほか、教職員と自由に交流や議論ができるフリースペースを設ける。6階に事務機能を集約し、職員の働き方改革にも対応する。
神事では類設計室の阿部紘社長が鎌、川原理事長が鋤、奥村組の奥村太加典社長が鍬をそれぞれ入れ、工事の安全を祈願した。
川原理事長は「教育と研究を充実するための器として、当キャンパスの2期目に着手することができた。学生の未来を切り開くためのイノベーション拠点となることを願っている」と話した。阿部社長は「竣工すればオープンイノベーション教育拠点が他に先駆けて誕生することになる。当社から約1500人のスタッフを投入し、プロジェクトのお手伝いをさせていただく」、奥村社長は「施工者として参画でき大変光栄な思いだ。当社が培った経験と技術で安全と品質の確保を徹底していく」と語った。
□小田慶史郎工事所長(奥村組)の話□
「無事故でトラブルなく、建物を期日内に引き渡すことが最大の目標。安全を最優先に近隣対応に努めていく」。
source https://www.decn.co.jp/?p=146677
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