2022年10月31日月曜日

西武HD、住友商事/所沢駅西口大型商業施設の起工式開く、施工は清水建設JV

 西武ホールディングス(HD)と住友商事は28日、西武鉄道車両工場跡地(埼玉県所沢市)に大型商業施設を整備する「所沢駅西口開発計画」の起工式を現地で開いた。施設は5棟構成で総延べ約12万9000平方メートルの規模。飲食や物販、娯楽などの機能を集積し、近接する所沢駅とデッキでつなぐ。西武鉄道と住友商事が施主となり、清水建設・西武建設JVの実施設計・施工で2024年6月の完成を目指す。
 起工式は西武HDの後藤高志社長や住友商事の為田耕太郎常務執行役員生活・不動産事業部門長、清水建設の井上和幸社長ら関係者が出席。後藤氏と為田氏が盛り土に鍬、井上氏が鋤を入れ、工事の安全を祈った。後藤氏は「都会と郊外の良さを併せ持つ所沢市の玄関口にふさわしい施設をつくりたい」、為田氏は「地域の発展に資する憩いの場にしたい」とあいさつした。井上氏は「安全管理を徹底して高品質の建物を提供するため、社を挙げて取り組む」と話した。
 建設地は所沢駅西側の東住吉10ほか(敷地面積約3万4000平方メートル)。建物はRCST構法(CFT柱+S梁)一部S造で▽3街区(3棟)▽9街区(1棟)▽Dデッキ(1棟)-で構成する。3街区は7階建てで物販や飲食店、映画館、駐車場(約1700台)などが入る。9街区は2階建て。駐輪場(約2000台)と車路スペースなどを配置する。Dデッキは平屋で車路スペースなどを設け、所沢駅と直結する。事業費は約295億円。基本設計は日建設計が担当した。
 □加藤計輔工事所長(清水建設JV)の話□
 「近隣住宅地への配慮を最重要課題と捉えて技術提案段階から取り組んできた。住民の方々とのコミュニケーションを大切にして工事を進める」。

完成イメージ(西武HD提供)
鍬を入れる後藤高志氏
鍬を入れる為田耕太郎氏
鋤を入れる井上和幸氏
加藤計輔工事所長

source https://www.decn.co.jp/?p=147416

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