サッカー関東1部リーグ所属のフットボールクラブを運営する「栃木ウーヴァ」(栃木県栃木市、大栗崇司社長)は3日、新スタジアム建設に協力を求める要望書を栃木市の大川秀子市長に提出した。
サッカー専用スタジアムの建設計画への財政支援や人的・組織的支援などを求めた。市有地の活用を想定している。市は前向きに受け止めており、大川市長が14日の定例会見で当面の対応方針を表明する見通しだ。
同クラブは、日本フットボールリーグ(JFL)に昇格した上で、将来的なJリーグ参入を目指している。参入要件を満たすために新スタジアムの整備が必要となっている。新スタジアムは5000人規模の収容人数を想定しており、早ければ21年の完成を目指すとしている。
要望書によると、ホームとなるサッカー専用スタジアムや、利用者向けのレストランといった飲食モールを整備する。スタジアム隣接地に天然芝のフルピッチ練習場を設けることや、できるだけ練習場に近い場所に寮などを整備することも要望事項に盛り込んだ。
基本的に民間資金で整備・運営を行うとしつつも、各種制度を活用した助成金や補助金を含めた財政支援への協力を求めた。クラブへの派遣対応を含めて、人的・組織的な支援も要望した。
市側は、同クラブがホームタウン整備を打ち出したことに対して、前向きに対応を検討する方向だ。建設地などは白紙の状態だが、市内には運動公園が複数あり、有効活用などが課題となっている。同クラブの要望を受け入れる場合には、こうした市有地の現状や周辺環境、利便性などを含めて、総合的な観点から検討が進むことになりそうだ。
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