2018年12月28日金曜日

【野音の改築方針検討へ】日比谷公園再整備でグランドデザイン策定

東京都建設局は、千代田区にある日比谷公園の再整備に向けたグランドデザインをまとめた。

 開園から130年の節目を迎える2033年を見据え、園内全体の将来像や区域別の方向性などを示した。日比谷公園整備計画の検討に入り、バリアフリー化やユニバーサルデザインなどに配慮した具体的な施設整備の内容を固める。

 東京の新たな顔となるセントラルパークに造り替えるため、多様な利用者のニーズに対応する。2020年東京五輪・パラリンピックも意識し、早期の整備着手を目指す。

 誰もが心地よく過ごせる空間となるよう、園内にある段差などの解消を進める。街と公園をつなぐ地下空間やデッキなども整備する。園内の大音楽堂(野音)については、新たな魅力を生み出す改築方針を検討する。利用を停止している日比谷公会堂の改修・活用方針も明確にする。

 整備計画の検討では、公園運営の関係者などと新たにつくる協議会や都民、事業者の意見も踏まえる。

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