熊谷組は7、13の両日、名古屋市北区で施工している「愛知学院大学名城公園キャンパス第2期整備工事」の現場で、隣接する市立名城保育園の園児を対象とした現場見学会を開いた。
0~5歳の乳幼児約80人と引率の保育士ら約10人が参加。ダンプカーやクレーン、バックホウなど大型重機が作業する様子を間近に見た園児たちは迫力に歓声を上げていた。
園児たちは工事概要や見学時の注意事項などを聞いた後、現場を見学。サンタクロースの格好をした同社職員がクレーンで運ばれてきた袋からクリスマスプレゼントを取り出し、一人一人に手渡した。現場を出る時には、バックホウが手を振るようにアームを動かすと、園児たちは手を振り返していた。
見学の感想を聞かれた園児たちは「もっといろいろ見てみたかった」「将来はクレーンの運転手になりたい」と笑顔で答えた。保育士からは「ぜひこれからも工事の進行に合わせ、子どもたちに現場の様子を見せてほしい」という声が寄せられた。
「子どもたちに工事現場を見学させてほしい」という保護者からの要請に応え、作業所の職員と協力会社が「幼い頃から建設業に親しみや関心を持ってもらいたい」という願いを込めて見学会を企画した。工事の発注者である愛知学院(山本健善理事長)が協力した。
子ども用のヘルメットを用意し、要所要所に作業所の職員を配置した。カラーコーンとグリーンマットで見学者通路を示すなど、通常の見学会に比べてより安全対策に気を配ったという。
同社の金丸芳樹作業所長は、「初めて重機に接した時の驚きや現場を見た楽しさが少しでも記憶に残ってくれればうれしい。見学会を通して、現場のメンバー全員が力を合わせることにより、チームワークやモチベーションの向上にもつながった」と話している。
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