2020年12月14日月曜日

【サークル】日本工営囲碁部「自由に対局できる環境で半世紀超え」

 1964年以前に設立され、社内でも屈指の歴史と伝統を誇る。相手の3手先を読む囲碁の面白さに魅了された有志の中には、歴代の社長もいた。ピーク時は総勢83人だった部員数は15人まで減ってしまった。けれども役職や年代に関係なく、一人でも多くの社員が「自由に気持ち良く対局できる環境づくり」をモットーに、活動を継続している。

 部員が多かったころは昼休みや週1回の「囲碁の日」に自由に対局したり、プロ棋士の岡信光氏が指導に当たったりして腕を磨いた。建設コンサルタントが参加する囲碁大会で4連覇を達成するなど、輝かしい戦績を収めている。熱海や箱根といった温泉地での強化合宿を通じ、部員の絆を強めてきた。

 8月に東京・麹町に本社が移転。現在は新社屋にある和室が活動拠点だ。新型コロナウイルスの流行を契機に「オンライン対戦」の導入も検討。「ざっくばらんに交流できる」のが囲碁の素晴らしさと部長の桜庭俊太さん。中断していた強化合宿を復活させたり、新入部員の勧誘を積極的に展開したりして、これからも伝統を守っていく。

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