10日深夜、茨城県石岡市のJR常磐線石岡~羽鳥駅間で東鉄工業による線路の枕木交換作業が行われた。作業には同社が11月から導入した枕木交換機を活用。オペレーターが機械を巧みに操作し、古い枕木を次々と引き抜いて新しい枕木に交換していった。
作業を開始したのは終電後の午前0時50分ころ。園部川橋梁のレールと枕木を固定するボルトを外し、古い枕木を抜きやすいようレールを浮かせた状態まで準備すると、同1時40分ころに枕木交換機を現場に投入した。
枕木交換機は踏切から進入してレールを走行。アームで古い枕木を引き抜くと180度旋回して後方の荷台に乗せる作業を繰り返し、次に新しい枕木を前方の荷台からつかみレールの下に並べていった。
枕木の交換は1本当たり2人で行う。作業場所が橋梁などで足場が悪い場合、転倒や墜落などのリスクがあった。枕木交換機を導入することで作業時の安全性を高めた。
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