2020年12月22日火曜日

【サッカースタジアムなど総延べ19.5万㎡】長崎スタジアムシティ、ジャパネットHDが設計・施工者の公募手続き開始

長崎スタジアムシティプロジェクトの鳥瞰イメージ
(ジャパネットHD提供、構想段階のため今後デザイン含め変更の可能性がある)

  ◇4工区、総延べ19・5万㎡◇

 通信販売大手のジャパネットホールディングス(HD、長崎県佐世保市)は21日、「長崎スタジアムシティプロジェクト」の実施設計・施工一括発注の競争見積もり合わせ参加希望者募集を開始した。I~IV工区で構成し施設規模は総延べ約19万4900平方メートル。2021年1月8日まで参加申請書、同3月19日に見積書をそれぞれ受け付け、同4月に実施設計・施工予定者を決定する。

 同プロジェクトでは三菱重工業長崎造船所幸町工場跡地(長崎市幸町ほか、敷地面積6万8746平方メートル)にサッカーJリーグ2部(J2)に所属するV・ファーレン長崎のホームとなる約2万席のスタジアム、約5000席のアリーナ、約270室のホテル、オフィス、商業施設などを建設する。

 建物規模は▽I工区(スタジアム棟、ホテル棟、南商業棟)S・RC造16階建て延べ約10万6800平方メートル▽II工区(アリーナ・サブアリーナ棟、エネルギーセンター棟)SRC・RC一部S造4階建て延べ約2万6300平方メートル▽III工区(オフィス棟)S造13階建て延べ約4万1800平方メートル▽IV工区(駐車場棟)S造6階建て延べ約2万平方メートル。

サッカースタジアムの完成イメージ
(ジャパネットHD提供、構想段階のため今後デザイン含め変更の可能性がある)

 業務内容は各工区の実施設計、工事監理、施工など。実施設計は基本設計担当者とJVを結成して行う。実施設計期間は21年4月下旬~22年3月下旬(建築確認申請期間を含む)。22年に着工し、24年2月ごろの開業を目指す。

 見積もり合わせには単独企業で参加し、工事請負契約の締結までに県内に本社がある企業、市内に本社がある企業各1者以上とのJV結成を求める。

 参加資格は▽I工区=収容人員1万人以上の球技場や陸上競技場、延べ2万平方メートル以上のホテルを有する施設▽II工期=収容人員2500人以上か延べ4000平方メートル以上のアリーナや運動施設▽III工区=延べ2万平方メートル以上の事務所や庁舎▽IV工区=延べ5000平方メートル以上の立体駐車場-のいずれも新築工事を00年度以降に元請として完成済みまたは完成を予定していることなど。

 PM(プロジェクト・マネジメント)業務はジョーンズラングラサール、CM(コンストラクション・マネジメント)業務は三菱地所設計、基本設計業務は環境デザイン研究所・安井建築設計事務所JVが担当。

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