東京都は、東京五輪・パラリンピック閉幕後の整備を予定している「(仮称)有明アーバンスポーツパーク」の運営に意欲を持つ民間事業者を対象としたヒアリングを行う。
都は施設整備や運営・維持管理を担う民間事業者を公募する方向で検討している。ヒアリングでは、周辺一帯ににぎわいをもたらす施設となるための事業手法や事業内容、施設整備、運営内容などを聞く。
同パークの整備予定地は江東区有明1の7の2の一部。東京五輪の自転車(BMX)とスケートボードの仮設競技会場を設置する都有地を活用する。都は同パークを含む有明北地区を「有明レガシーエリア」と位置付け、ほかのアーバンスポーツの仮設施設も集約した「アーバンスポーツゾーン」を形成することを計画している。
ヒアリングへの参加申し込みを2021年1月8日まで受け付け、同1月22日まで資料提出を求める。参加事業者には、実際の運営を担うことを前提に事業手法や事業計画を提案してもらう。単独でもグループでも参加可能。スポーツを中心に据えた施設の運営実績が参加要件となる。ヒアリング結果を基に同パークの整備・運営計画を具体化させる。
都は有明レガシーエリアのコンセプトを固めるため、民間の進出意欲を探るサウンディング(対話)型調査を18年度に行っている。同調査には建設業者やデベロッパーなど26者が参加。アーバンスポーツゾーンには教育やリハビリなどのスポーツ関連施設に加え、キャンプ施設や職業体験施設を設けるアイデアが寄せられていた。
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