2020年12月9日水曜日

【本体工事、施工は大林組JV】川上ダム建設(三重県伊賀市)、堤体コンクリ打設が40万㎥に到達

 水資源機構は、三重県伊賀市に建設を進めている川上ダムの堤体コンクリート打設量が40万立方メートルに到達すると7日に発表した。

 2019年9月からコンクリート打設を開始し、約1年3カ月で全体(堤体積45万立方メートル)の88%に達する。到達予定日は10日。引き続き打設を進め、21年度早期の完了を目指す。

 ダム本体工事の施工は大林組・佐藤工業・日本国土開発JVが担当している。

 川上ダムは洪水調節や利水、河川の正常な機能維持を目的に淀川水系の木津川支川前深瀬川に計画し、1981年から実施計画調査を始めた。形式は重力式コンクリートダム。堤高は84メートル、堤頂は282メートル。総貯水容量は約3100万立方メートル。総事業費は1180億円を見込む。

 ダム本体の建設は付け替え県道や転流工となる仮排水トンネルが完成後、18年9月にスタート。基礎掘削を経て、19年7月に減勢工コンクリート打設、同年9月に堤体コンクリート打設を始めた。23年度内の完成を目指す。

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