2021年5月13日木曜日

【無人化施工に対応、実証実験で技術検証】日立建機、運転席無しの未来型振動ローラー開発へ

  日立建機は自動操縦を前提とした振動ローラーを開発する。振動ローラー自律転圧システムと転圧管理システムを組み合わせた無人化施工を目指している。自社サイトで実証実験に入っている。年度内に顧客のサイトを利用した実証実験を始め製品化につなげる。

 開発中の「キャブレス自動化試験機」を千葉市美浜区の幕張メッセで開催中の第3回「建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO)」で初公開した。運転席は無い。転圧管理システムを搭載し作業状況をモニターで管理しながら無人化施工するイメージだ。道路施工用の振動ローラーは限られた範囲内で稼働するため油圧ショベルより自動化しやすいと見ている。

 福本英士執行役常務兼最高技術責任者(CTO)は「思い切ってトライした。未来を感じてほしい」と話している。

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