広島市は設計・施工一括(DB)方式で行う「サッカースタジアム等整備事業」で優先交渉権者に選定していた大成建設・フジタ・広成建設・東畑建築事務所・環境デザイン・復建調査設計・あい設計・シーケィ・テックJVと契約した。
契約額は233億6000万円(税抜き)。2023年12月末のスタジアム本体完成、24年1月末のペデストリアンデッキ完成、同7月31日の事業完了を目指す。
市は、中区にある中央公園広場にサッカースタジアムを建設するとともに、効果的なにぎわい機能の導入などで中央公園広場全体が一体的に機能するよう広場エリアを再整備する。「世界に誇れるサッカースタジアム機能を核とし、多目的かつ多機能化した都心交流型スタジアム」として県内外から広く集客し、効果が県内各地に波及することを目指す。
事業範囲はサッカースタジアム新築、広場エリアの整備、ペデストリアンデッキ新設に伴う設計業務、工事および工事監理業務。計画地は基町15の中央公園広場約8万5600平方メートル(公園全体約42万7600平方メートル)。大成建設JVは「『希望の翼』と『交歓の環』~平和都市にふさわしいみんながつながるスタジアムパーク~」をコンセプトに提案。「街なかスタジアム」と「みんなでつくるサッカースタジアム」の実現を目指すと同時に、「広島らしさ」も発信していく。
スタンドは6階建て。座席配置は西メインスタンド(わがまちスタンド)8407席、東バックスタンド(もとまちスタンド)1万0203席、南サイドスタンド(しまなみスタンド・ホームサイド)7346席、北サイドスタンド(やまなみスタンド・ビジターサイド)3186席を計画する。
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