2021年5月19日水曜日

【宿泊施設に球体テントなど用意】三菱地所ら、海の中道海浜公園(福岡市東区)に滞在型拠点

  福岡市東区の海の中道海浜公園で「パーク・ツーリズム」をテーマにした滞在型レクリエーション拠点が7月着工する。

 事業主体は、九州地方整備局が公募したPark-PFI(公募設置管理制度)で選ばれた三菱地所を代表企業とする4者グループ。球体テントなど複数タイプの宿泊施設や子供から大人まで楽しめるアスレチックタワーなどを新設し、来年3月に開業する。

 グループには、積水ハウス、公園財団(蓑茂壽太郎理事長)、オープン・エー(東京都中央区、馬場正尊代表取締役)が参加し、共同事業体を組織。更地返還まで20年間の事業を運営する。17日に整備局が事業計画を認定した。

 対象は博多湾に面した公園内のB地区が中心。整備局が設定した対象区域28・9ヘクタールのうち、収益施設に約2万5000平方メートル、公園施設に約7000平方メートルの計約3万2000平方メートルを充てる。宿泊施設は球体テント13棟、ヴィラ1棟(2室)、アウトドアリビング12棟、シーサイドキャビン3棟を整備。浴場、レストラン、屋外バーベキュースペース、休憩施設、屋内遊戯施設なども設ける。

 三菱地所が建築主体となる施設は、基本設計をオープン・エー、実施設計をシミズ・ビルライフケア(東京都中央区、富永秀行社長)が担当。積水ハウスなど複数社が施設内容に応じて施工を手掛ける。

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